2014年7月26日土曜日

大邸の旅2日目②西門市場、昼食カルグクス、韓日交流館

こんにちは、小室です。
韓国観光公社日本人ネットワークでの大邱へのモニターツアー。
最後の記事となります!

セラヴィを出た後、医療宣教博物館の近くを見学しながら、
西門市場に向かいました!
(素敵な建物だったのですが、上手く撮れていませんでした…)
(ちょうど曇ってしまいまして…天候に左右されず写真を撮れるスキルを身につけます!)

市場の周りでも、野菜や果物、お菓子を売るお店が並んでいます。

西門市場

朝鮮時代の三大市場といえば、大邸・平壌・江景の3ヶ所を指したそうです。
大邸の城郭の西側に位置したことで、西門市場と呼ばれました。

このように屋内形式にすることで、天候に左右されずに買い物出来ます。
大型駐車場も併設されているので、本当に便利ですよね。


韓国といえばコレ。道端での囲碁など、おじさまがたがこのように集っています。

伝統ある市場なのですが、こうしたカフェもあります。
若者向けで、おしゃれなコンテンツがあるのも面白いところですよね。

大邸名物「ナッチャッマンドゥ」(납작 만두、平たい餃子)を食べに屋台へ。
ピリリと辛い醤油につけて出来たてを頂きます~。うまい!

ホットクやトッポッキも美味しそうでしたが、昼食前だったので写真だけ…。

ここ西門市場は繊維製品が全国的に有名です。
ガイドして下さった方に連れられ、チマチョゴリのお店へ。
お嬢さんが結婚なさった時、こちらにお世話になったそう。

せっかく来たのだから、と主人の方が私たちにシッケをごちそうして下さいました。
シッケはあまり好きではなかったのですが、こちらのシッケ、とっても美味でした!
シッケの宅配サービスが、この市場で定着しているようです。
主人が電話で注文していたら、「5杯ね~」とお店の方が横を通り過ぎていきました(笑)

清涼里の青果市場、東大門の広蔵市場など、とにかく行く先々で市場に行きます。
そこで暮らす方々の生活が垣間見れる市場は本当に興味深いです。

お昼 カルグクス

お昼は市場を少し外れたところの「ハムジバッ」でカルグクスを頂きました。

まずはパンチャンから。

そして、メインディッシュがやってきました。
大きい!たっぷり!色とりどり!!

優しい彩りで、カラフルな麺が食欲をそそります。
開戦の味がしっかり出ていて美味しかったです。

そして安い!こんなに美味しいのに!!
器を横から撮った写真。これを4人で食べました。

韓国はムール貝をふんだんに使うんですよね~。
沢山穫れるからでしょうか。ムール貝好きとしては嬉しい限りです。

満腹のお腹を抱えて、最後の目的地まで暫し夢の中へ…zzz

韓日友好館

いよいよ最後です。
大邸とのお別れが近付いていて、しんみりしながらの見学となりました。(笑)

こちらは鹿洞書院の隣に作られた施設。
鹿洞書院は金忠善(日本名、沙也可)を祀っています。
金忠善は元々日本人で、文禄の役の際に朝鮮半島に出兵しますが、
その時の戦いに疑問を感じ、部下とともに投降、帰化したとされています。

この友好館、訪れる前から知っており、かねがね行きたいと考えていました。

ある新聞の特派員による現地の様子を伝える企画のなかで、
毎年、沙也可の子孫たちが集まり、祭祀を行っていると報じる記事がありました。
そこでは、子孫の皆さんは自身のルーツを誇りに感じ、交流の架け橋を担っているともありました。

日韓の交流が難しい局面に立たされていた時期に見つけて、とても心が暖まりました。
偶然ではありますが、今回のツアーで訪れられて良かったです^^

こちらでは茶道体験を行いました。
人数が多いため、振る舞って下さったものを頂きました。

飲み方にはルールがあります。
①右太ももに手を当てて挨拶
②器を左手に乗せて、右手を添えて3回に分けて飲む
 一口目を飲み、器を胸の前に
 二口目を飲み、お腹の前に
 三口目を飲み、器を置いて、右手で器の口元を拭って、右手で戻します。

それを3回繰り返した後に「충분히 마셨습니다」(十分に頂きました)と言って、おしまいです。

一番奥の席が一番位が上の人間が座るので、
一番奥の席に座った人物が飲み始めてから、下座の人間も飲み始めます。

展示室には、日本の伝統文化に関する展示もありました!

鹿洞書院(ノットンソウォン)

友鹿里(ウロンニ)という地名は自然と交わり、つつましく暮らそうという心から
金忠善自身が名付けたと伝わっています。



海の向こうの祖国を思いながら、ここから山々を眺めていたという金忠善。
彼はどのような思いで、ここに立っていたのでしょうか。

晩年は友鹿里に定住し、学者として学びを深め、住民の教育に励んだそうです。
1642年に死去とありますが、71歳ととても長生きしたことになりますね。

金忠善自体、存在しなかったとする主張もあります。
誰かが存在したか否か、明確に証明することはなかなか難しいでしょう。
また、時間が経過する中で脚色されていることもあると思います。
ですが、日韓の交流の架け橋となってくれている日本人の存在に
学ぶべき姿をたくさん見ることは出来ると思います^^

ここで、ガイドをして下さっていた皆さまともお別れです。
2日間、大変お世話になりました。ありがとうございました!

所感、おみやげ紹介

様々なジャンルの体験、見学をすることが出来て、
とてもバランス良く、充実したモニターツアーとなりました!

こちら、全ておみやげです。多謝!

上がハヌルホス、左下が真鍮製のスッカラッ・チョッカラッ。
大邸は真鍮も有名だそうですよ!

右下は、以前、仁川で購入したスカーフとともに
西門市場で購入したペンケースと頂いたスッカラッ・チョッカラを
日本にいる両親にプレゼントとして送りました。
気に入ってくれればいいのですが…^^

ここまでお付き合い下さり、誠にありがとうございました!


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